1-1:エンジン本体
純正部品の旋盤加工/溶接/研磨など機械加工は禁止。ピストンは純正スタンダードサイズに限り使用でき、排気量アップは認めない。カムシャフトなど部品の変更も同様で、同一エンジン型式の純正部品に限って使用を認める。またエンジンを載せ替える場合は車検証上で同一型式(構造変更が必要ない場合)であれば気筒数に関係なく認められる。


1-2:フライホイールとプーリー
加工や変更を認める。

1-3:ECU
フルコンを含めて変更が認められる。

1-4:燃料系
燃料タンクの加工、コレクタータンクの装着、安全タンクへの変更はすべて認められない。燃料は通常のガソリンスタンドで購入できる製品に限り、レースガスなどの使用は認めない。ガソリン添加剤は、市販品に限り使用できる。

1-5:吸気系
エアクリーナーボックスやインテークパイピングの変更が認められる。

1-6:排気系
排ガスや音量など保安基準に適合する範囲内であれば、マフラー/エキゾーストマニホールド/キャタライザーを自由に変更できる。ただし触媒は必ず装着すること。※平成22年4月1日以降の車両は性能等確認済マフラー以外でも、各クラスの基準に当てはまれば競技中のみ使用を認める。

1-7:過給器
タービンへの加工は可能。ただしパーツ変更(羽根等)は認めない。アクチュエーターの変更は可能



2-1:ブッシュ類
強化品への変更が認められる。ピロボールも使用できる。

2-2:スプリング
自由長やレートの変更は自由。

2-3:ダンパー
倒立式や別タンク式を含めて、変更が認められる。材質は自由で、減衰力を室内から調整するコントローラーも使用できる。

2-4:サスペンションアームなどパーツの変更について
アームやアクスルの他車種からの流用は認められるが、切断や溶接などの加工を伴う改造はすべて不可とする。トラクションブラケットやリヤのキャンバープレート、調整シムは使用できるが、確実な強度のある製品を使用すること。

2-5:制動装置
ボルトオンで装着可能なブレーキパッド/ローター/ホース/キャリパー/マスターシリンダーなどの装着が許される。またバックプレートの取り外しは認められ、マスターバックの取り外しは認められない。※ドラムブレーキからディスクブレーキへ変更する際は必ず公認車検を取得し書類を持参すること。


3-1:クラッチ
ディスク/カバー/ホースの変更が認められる。

3-2:トランスミッション
ファイナルギヤを含め、変更が認められる。

3-3:ディファレンシャル
機械式LSDの使用が認められる。



4-1:タイヤ&ホイール
タイヤサイズ、ホイールのオフセットは自由とする。4輪とも同一である必要はない。タイヤへの加工は認められない。ホイールスペーサーはハブボルトに固定できるタイプのみ認める。タイヤとホイールは いかなる場合も他の部分と接触してはならない。

4-2:使用タイヤ
全グレードのラジアルタイヤの使用を認める。(※Sタイヤは不可)



5-1:ロールゲージ装着を強く推奨する。

5-2:空力装置(エアロパーツ)

保安基準に抵触しない限り問題はないが、ボディ幅が軽自動車のサイズを超えるフェンダーなどは認められない。構造変更を行なったとしても禁止とする。



6-1:エアコンおよびヒーター
エアコンおよびヒーター、エアコンベルトの取り外しを禁止する。

6-2:座席
バケットシートへの変更を認める。

6-3:ステアリング
ステアリングボスを含め、保安基準に抵触しない範囲での変更が認められる。

6-4:シートベルト
4点式以上のシートベルトの装着を義務づける。シートベルトは確実な方法で装着し、シートレールへの共締めは禁止する。アイボルトを取り付けるネジ穴がない場合は、十分な強度が得られる部分に穴を開け、確実な方法でアイボルトを取り付けること。

6-5:車室内の軽量化
安全性や美観を損なわない範囲で、また他の車両規則に抵触しないことを前提に取り外しが認められる。

 


 
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